「行って参ります。母上」
揺ぎ無い瞳では優しく微笑む母を見て言った。
「決して無理はしないでね」
さらに深く、優しく微笑んだ母には一礼すると背を向け、長い黒髪を揺らし紅色の蒸気機関車に乗り込んだ。
馬鹿にされるのが嫌だから
区別されるのが嫌だから
見た目だけで決められたくないから
強くなろう
髪を伸ばすのは女を見せるためで
強くなるのは男に負けないため
「わたし」と言うのは女であることを忘れないためで
男以上の男であるため
男より男らしい女の子
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Making beginning day 2005.11.15