オレンジ色染まったコート。

同じジャージを羽織った沢山の男の子。

全国レベルと言われるだけのことはあって、見ているだけも彼等が普通では無いことは分かった。



「俺にスピードで勝つなんて無理やっちゅー話や!」

「んーっ、エクスタシー!」



聞こえてくる声はレギュラーと呼ばれる人達ばかりのもの。



「ぬんっ」

「どんどん行ばい」



ボールがどっちのコートにあるのか分からない。

目が追いつかない。



「行くわよ、ユウ君」

「よっしょ、小春!」



私には理解できない次元。



「勝負や!」



テニス部は決して甘く無い。

朝練は毎日。放課後だって休日だって彼等はテニスに明け暮れる。

それでも彼等から笑顔が絶えることは無い。

今だって、腹を抱えて笑っている人が居る。



「かっこええわー」

「うん、そうだね」



皆、輝いていた。

目標に向かって進む彼等の周りはいつでもキラキラしてる。



「あっ」



目に入ったコートでポイント決めた一人の選手。

静かに拳を握った。



「あー、財前君や。あの子、クールやね」

「財前君・・・」



他の誰とも違って彼は体全体で感情を表現する訳でも無く、静かに喜びを噛みしめていた。





−−− ガシャッ





「・・・吃驚したー!」

「すまん!コントロール狂ったわ。財前、堪忍」

「・・・」



フェンスが無ければ直撃は免れ無かったであろうテニスボール。

目の前で黄色の球体は止まった。



「・・・すみません」



ボールを拾いに来た彼は、零すように言った。



「ああ、大丈夫やから」

「・・・っす」



ボールを拾い上げると、彼は一瞬頭を下げ背を向ける。



「あっ、あの」



振り返った彼は夕日に照らされてとても綺麗だった。

無表情なその内側では何を思っているのだろう。



「何ですか?」

「・・・テニス、大好き?」



彼は僅かに私を怪しむように見た。

そして、再びコート向けて歩き出した。



「当たり前ですわ」



見えない彼の表情。でも、きっと彼は笑ってる。



「・・・やばい」











恋に落ちたのはいつから?















2010.08.03

とあるサイトさんの夢読んでいたら、素敵過ぎて素敵過ぎて!
千歳がすんごく素敵だったんですよ!
でも、それ以上に文章がとっても綺麗ですごく優しいんです。
財前の短編も読んだら財前書きてぇ!ってなって勢いで。
ただ、あまりにも文章が酷かったのでこっちに・・・。
まとまり無さ過ぎでした。すみません。最後のシーンだけ書きたかったんです。

財前好き。ツンデレ大好き。あー、良いなー。ツンデレ下さーい!