それでも私は叫ぶんだ
 
 
 
 
 
 
 
「お前はグリフィンドールだ。例え婚約者だろうとスリザリンとグリフィンドールには無理があったんだ」
 
 
私の目も見ず、私の姿をその瞳に映すことも無くそう吐き捨てるように言ったドラコ。
その表情は悔しさを隠そうと必死で、仕方が無いことなのだと己を納得させようと必死で・・・・
 
「無理なんかじゃない。寮なんて関係無いよ」
 
 
 
そう返せば、初めてドラコは私を見た。
 
「お前は・・・・・分かっていないんだ」
 
 
泣いてしまうのではと思うほどの表情で返された言葉。
違うよ。
 
「分かってないのはドラコだよ」
「違う!分かってないのはお前だ!!無理なんだ・・・・危険すぎるんだ」
 
 
少しだけ頬を紅に染めたドラコ。
 
「やっぱり無理じゃないよ。だって愛より強いものは無いんだよ」
「っ・・・・無理だ」
「好きだよ、ドラコ」
 
 
そう言ったと同時に「時代が悪すぎるんだ!」叫んでドラコは踵を返して立ち去った。
ヴォルデモートが復活してホグワーツで犬猿の仲と言われているグリフィンドールとスリザリンは益々酷いものになっていた。
口に出ることは無くとも、視線での喧嘩、陰口の言い合いは絶えなかった。
ドラコとハリーの仲なんて誰もが認める酷い仲。
ドラコの父であるルシウス・マルフォイが死喰い人だと大々的に報じられ、グリフィンドールとスリザリンの壁はより一層高い物となった。
今、確実にスリザリン生は闇側の勧誘が強まっている。誰が闇側に勧誘された。そんな噂が耐えなかった。
 
「ドラコ!!」
 
 
振り向くことも、立ち止まることもしないドラコの背中に言葉を続ける。
 
「それでも、私は叫ぶよ!何度でも何度でも・・・ドラコが好き!!!
「ばっ!!!・・・・・・・・勝手にしろっ」
 
 
漸く振り返ったドラコの顔は真っ赤で、だけどどこか嬉しそうで何かを吹っ切れたように見えた。
 
 
 
 
どんな時代になったとして
 
今より最悪な時代になったとしても
 
私は一生ドラコを愛すよ
 
何度でも叫ぼう
 
何度でも言おう
 
愛を込めて
 
好きだよ ドラコ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ヒロインの名前一度も出てません・・・・。
ってか、何故にドラコ相手になってしまったんだろう??
どの小説とも一切関係ありませんので、そこは強く主張しておきます。
 
2006.05.09