ず、らぁーーーっと一列に並んだ美少年達。(青年って言うにはまだ早いでしょ?少なくとも年齢的には)


「なんて言うか・・・」


大・迫・力って・・・ね?ざっと見て20人は居るであろう少年達。どうして、その少年達が綺麗に横一列に整列しているのかと言うと、答えは至極簡単。


「じゃ、その一番端の缶ジュース少年から自己紹介どうぞ」


そ、お約束。自己紹介ってやつ。
こんな大人数が一度に自己紹介しても覚えきる自信なんて無いけどお約束だもん。仕方ないさ。とりあえず、ここでは私には分かる仇名でもつけることにしよう。本人達が嫌がる?そんなの他人事だもん。知ったこっちゃない。


「缶ジュースってなんすか・・・」
「早く早く。パパッと終わらせて。名前・学年・学校・・・とりあえずその辺お願い」
「・・・ッス」


缶ジュースは帽子を外し、軽く一歩前へ出た。(指示してないのに律儀だね)


「越前リョーマ。一年、青学ッス。あと、のファーストキスの相手」
「・・・」
「・・・」
「・・・はい、どうも。次」


はい、気付いてますよ。あの、缶ジュースの発言。わかってますとも。でも、私は大人!ここで一々相手にしてたら相手の思う壺なの!そんな訳でスルーで行きます。頑張ります。


「まともに喋るのは初めまして。不二周助、三年、越前と同じく青学です」
「不二・・さんね。オーケー」
「あ、さんに最初に目つけたの僕だから」
「は?」
「違う、違う。さんに言ったんじゃ無くて此方側への牽制、ね?」
「俺に同意を求めるな・・・」


・・・とりあえず、謎の人。不二さんは頭の中では富士だな。うん。ってか、隣の人巻き込まれちゃってるし・・・ご愁傷様だな。この中では跡部と同じくらい大人っぽいね。何となく、その顔見覚えありますよ。マンガでね。


「・・・手塚国光。三年、青学です」
「・・・あぁ!手塚って・・部長さん?」
「・・ええ」
「成る程。どーりで見覚えがあったのかぁ。お疲れ、部長さん!」
「・・・?」


ほら、あなたの所に留まらないけど皆、よく言えば個性豊かで正直に言えば我儘じゃん?絶対苦労してますよね。その大人っぽいのも、苦労からって・・・思ったりします。
それにしても、


「・・なんかさ、もう敬語やめようか。既に三人だけど越前は兎も角あとの二人は違和感あるって言うか、なんかキモイし。こっからは、心が広いから敬語無しで良いわ。と、言うか自然体で良いよ」


そう言うと、些か安心したのか数名が息を吐いたのが分かった。・・・そんなに敬語苦手?それとも相手が私だからですかい?そうなので?え?


「はい、はい、はーい!俺次だC−!」
「・・・ハイテンション少年、どうぞ」
「氷帝学園三年!!芥川滋郎!俺、ちゃんの初チュー奪われちゃって悔Cー!!」
「・・・・・・・」


アレでしょ。キミって寝てるキャラでしょ?そんなハイテンションになることって早々無いですよね?・・・無いんだから、よりにもよってこんな時にハイテンションは・・・やめましょうよ。
そんな悔しそうに地団駄踏まれた所で私にはどうにも出来ないし、過去は変えられないのだよハイテンション少年。


「滋郎の言いたいことも分かるんやけど、とりあえず先に自己紹介な?忍足侑士、氷帝三年や。改めて宜しゅうな、ちゃん?」
「メガネは私のことを名前で呼ばないで下さい。なんだか悪寒が走るので」
「いやいや、酷いやん。自然体でええ言うたのはそっちやで」
「私の呼び方まで自然体で良いとは言ってない」
「悪いとも言ってへんやろ」
「・・・・」
「・・・ん?」


・・・・こぉんの、似非メガネ・・・・・。早速、胡散臭さがプンプ漂って来てるわ。その微笑みは早速の胡散臭さね!


「氷帝学園二年、日吉若。さらりんと呼ぶな」
「日吉、まだ話してる途中やったやん・・・」
「今は自己紹介の時間です。個人的なことは後々幾らでも話して下さい」
「・・・相変わらずやなぁ」
「・・・・・・・あっ!ぬれ煎餅だ!」
「は?」
「さらりんの好物!ぬれ煎餅でしょ?」


そうだ、そうだ!思い出した。ゆっちんが言ってたよ。


「あのキノコみたいな子、日吉若居たでしょ?あの子の好物ってぬれ煎餅なの!似合うけど・・似合いすぎ!!」


私もぬれ煎餅好きだなぁって思いながら聞いてたんだ。その時はきのこってどの子だろうって思ったけど、実際にこの目で拝見してバッチリ分かりました。さらりんがキノコだったんだね。合点承知!


「私もぬれ煎餅好きなんだよね。一週間のどこかで、ぬれ煎餅を縁側で一緒に食べようねー。よし、一つ目標が出来た!」
「・・・一人でやって下さい」
「一緒にね。はい、次ー」


さらりんが思いっきり顔を顰めて「下克上だ」とか呟いたんだけど完全に無視の方向で行きます。何故って?別にさらりんが嫌いとか虐めたくなるようなキャラだからって訳じゃなくて(完全に否定は出来ないけど)お空が真っ暗になりつつあるからです。
だって、遠くに見える巨大時計を見れば時刻は20時をとっくに過ぎて・・・ほら短い針が9に辿り着きそう。


「おい、自己紹介は一時中断だ。時間だ、行くぞ」
「は?」
「説明も自己紹介も後だ。今はただ着いて来やがれ」
「・・・チッ、仕方ねぇーな」
「お前、随分と偉そうじゃねーの」
「君ほどじゃねーですよ」
「・・・」
「・・・」


あんまりにも黒子が偉そうだから、私も負けじと偉そうに返してみたら黒子は勿論その他の皆様も妙に反応してくれました。ハイテンション少年曰く「すげーC!」だそうで。








2007.04.13  ワンドリ悔しいC−!

手元にマンガがありません。全部貸し出し中・・・。
分からないこと調べるのが大変です。ウン。